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最期の言葉は「先生もお元気で」と・・・

嘗てその少年は地元で「神童」と呼ばれたそうだ。すくすくと成長し人生も順調に進んだ。ちょっと「時間」が空いたその時に「ヨガ教室」の案内に出会って気軽に参加した・・・だけだったのだ。

しかし・・・「人生の歯車って何なのだろう?」とこうした理不尽さを思うのだ。

日本を震撼させた一連のオウム真理教事件から約30年が経ち、教団幹部7人の死刑が執行され、そのうちの1人である中川智正元死刑囚と交流を続けてきた台湾出身の毒物学権威、米コロラド州立大学のアンソニー・トゥ名誉教授との記事を読み、改めて一体、あの事件は何だったのだろう?と思った。

このトゥ教授と中川元死刑囚が2018年5月、日本の学術誌『Forensic Toxicology』に連名で論文を寄稿した。2017年2月にマレーシアで起きた金正男殺害事件に対する見解をまとめたもの。執筆の切欠は事件発生直後、マレーシア当局が死因を確定する前に中川元死刑囚が「症状から考えてVXガスに間違いない」と断定していたらしい。

教授と何回もの交流があった。死刑を怖がっている様子はなかったと。齢88になる老教授へ『先生もお元気で。これが最後の面会かもしれません。』というのが彼の最期の言葉だったという。

学問の分野にはいろいろある。しかし、そのスペシャリストになるのはなかなか難しいことだ。才能という一言ではすまない。弛まぬ努力、独特の勘のようなものもある?と私は思っている。つきなみな言い回しは出で来るが、こうした交流を鑑みると次の言葉が見つからない。

 

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