ichiko : 如何にキリギリスになるか、如何にアリになるか |
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既に死語であるのだろうコトバ「日進月歩」。でも、最近の目ざましい技術の変化に一番相応しい言葉である感じがする。
凸版印刷が、指と手のひら両方の静脈認証に対応したICキャッシュカード「SMARTICS-C1SJ」を開発。これは二つの静脈情報を一枚に登録できるカードということだ。今月中にサンプル出荷を開始するらしい。
生体認証技術では、指方式の三井住友銀行・みずほ銀行そして手のひらそれぞれの静脈を利用したものがある。卑近に事例では、月末の三菱東京UFGのATMで長蛇の列に入り込むとそのATMの前に人が並ばないと、「えっ?」とまだあまり利用されていないのでは?と感じることも多い。
まあ、今回の新ICキャッシュカードは二方式の情報を登録できるので他行のATMでも生体認証が可能ということで、夏にはクレジットカード機能を搭載した製品の発売予定とか。本人確認というキーワードで、ますます開発は進んでいく。凄いぞ!
まず自分にはそんなに関係のない世界だと思うが、莫大な資産を安全に守りぬくにためにはこうした技術にわくわくするのだろうな。
そんな技術の進歩の中で、誕生した当時はもちろん「クレジット」ということで個人データが守られる筈だったプラスチックマネー。一度こうしたカードの恐怖を体験している私としては、「いらっしゃいませぇ~」くらいにいともたやすくコンビニで「ポイントカードはお持ちですかぁ?」というクレジット機能つきのカードの提示を言われる日々はどうしたものかと感じる。「いやあ、結構です」と現金を差し出す。これが一番だ。といいながら、毎日、私は駅の改札口をカードでスイスイと通過している。ケータイにぜーんぶいれちまおうか!などと考える。いやいや危ない。技術の進歩を享受しながらも時折ブルルと身震いと反省する日々。
夢はキリギリス。いつもいつも原点を大切に、アリで生きていくよ、私は。
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