ch11.経済 : 浜辺の浦島太郎にはなりたくないね |
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日銀による「ゼロ金利」政策解除を受けて、金利引き上げの動きが広がっている。約1500兆円にのぼる個人金融資産の囲い込みを狙った金利引き上げ競争が始まった。 特に2007年から2010年にかけて一斉に定年を迎える約300万人と言われる団塊世代。彼らは退職金をほぼ満額受け取れ、総額は80兆円にも達すると言われる。バブルの時に買った住宅のローンや教育費負担からも解放される。定年ラッシュ後は金融資産ン千万円のプチ富裕層が続出するのだ。こんなお金に金融機関は虎視眈々。団塊世代の巨額マネーの争奪戦の幕開けだ。
しかし、この年代のサラリーマンたちは、高度成長期以降の高金利時代に、せっせと預貯金に励んできた。運用という発想がなくとも、つぶれることのない銀行に預けてさえおけば、資産は増えてきた時代。「資産家」予備軍なのに、なんともピンと来ていない。
水は高いところから低いところへ流れるが、お金は金利の高いところへ高いところへと流れていく。しばらく普通口座でじっとしているお金たち。「お金」とは一体何なのか?ちょっと童心にかえって考えてみるのもいい。ちょっとした社会科や家庭科の授業だ。健康に留意して、気持ちも若い世代。「長生き」しすぎるとリスクもある。特にサラリーマンは組織を離れた後に愕然とすることがいろいろあることに気づく。これまた勉強。浜辺で急に年老いてしまう浦島太郎にだけはならないようにしたい。
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