ch12.その他 : ここだけの話

   
   最近、人との話の中でふっと気がついたのだが、「ここだけの話だけど」というフレーズが多い。これまでは余り気にしていなかったのだけれど、「いち子さん、ここだけの話にしておいてね、実はね・・・」という感じだ。「書いたりしないでね」と念までおされるのだが、ライターだ、ジャーナリストだといっても何もかも書きまくるというわけじゃない。だからこそ、所謂人の話というのは怖い。主婦の井戸端会議ならいいだろうけど、鵜呑みにして、丸ごと信じてしゃべったり書いたりしたら、それこそ命取りにもなり兼ねないのだ。つい昨日も「決して口外しないように。書いたりしないでください、ここだけの話ですからと言われたたが、その内容については既に私は知っていることだった。敢て相手には言わなかったけれど。
  まあ、「ここだけの話」というのはないものだと思ったほうが良い。随分前の話だが、昔の上司から「吉田くん、・・・・ここだけの話だから、誰にも言ってはいけないよ」といわれ、まだ20代の私は多分純真な目でうんうんと頷いた。その後、彼は「でもね、もうみーんなが知っていることだけどね」と付け加えた。若い私は我にかえるまで数秒間必要だった。そう、それが真実だね。

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このページは、ichikoが2006年12月17日 19:58に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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