ch10.生活 : “実話”のヒットのかげには |
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昨日は仕事で扶桑社の海に面した応接間にいた。目の前に広がる海。おがさわら丸の出航が見える。飛行機、ヘリコが見える。暮れなずんでいくと、一枚の絵を見ているように美しい。何時間でも飽きない、そんな風景・・・。
「車いすのパティシエ」という単行本が10万部を突破したらしい。一流のパティシエをある日、閉塞性動脈硬化症という病気が襲う。男性の人生が突然暗転する。足の切断手術。その後、放心状態が続くが隣のベッドにいた男の子に勇気づけられ、驚異的な回復を成し遂げるというストーリーだ。
これは実話。ニッポン放送のリスナーが、「車で聴いていたら涙で運転ができず路肩に入った」という声もあったそうで、単行本の購買層も広範囲にわたってる。世代をわけてのマーケットが多い中、珍しい。男女比も半々というのもいい。ニッポン放送の社長の磯原裕さんが殺伐とした事件が多い中、「心のひだをふるわし心のぬくもりをつくる」とラジオの機能を言う。ふと、昔読んだ、マクルーハンのメディア論を思い出した。
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