ichiko : 記憶

  たとえば「一昨日の夕食を思い出してください。あっ! 手帳は見ないでください」なんて言われたら多分お手上げだ。表現は可笑しいが、本当に面白いほどよく忘れていく。手帳に書きこまれていくスケジュールをひとつひとつこなしていくうちに、自分の動きの癖みたいなものが分かる。そんなことを発見してもつい、この間のことは本当に思い出せない。「いや、ざっくりでいいんですよ。大体いつごろことですか?」なんて聞かれたら、「えーと、えーと」という状態。一週間前か10日前かなんて、記憶は曖昧だ。
  しかし不思議なもので、たまたま今日、地下鉄の週刊誌の中吊り広告を眺めていたら、東京パフォーマンスドールのメンバーの記事のタイトルが出ていた。その瞬間、もう十数年も前の記憶が甦った。当時、フジサンケイグループが結構、ちからを入れていたイベントに「スポーツフェア」というものがあって、東京パフォーマンスドールが出演したことがあった。そして、今は女優として大活躍中の篠原涼子の「姿」が本当にライブを見ているように思い出したのだ。現在の篠塚涼子の姿とダブった。こんなに人気が出るなんて・・・・当時は予想もしなかったのだが。そうだ、あの日は、物凄い突風が吹いて、テントが飛ばされたりで、てんやわんやのゴールデンウイーク。当時のスタッフの表情や声が甦ってくる。
  降車する駅に着くまで、ほんの数分か・・・本当に不思議な時間が過ぎた。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2007年2月28日 22:53に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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