ch11.経済 : 「今更聞けない」という人は「今更聞かない」ということ |
||||
今は日常会話で当たり前のように言われているが「今更聞けない・・・」というフレーズ。たとえ知らないのに知ってるふりをしている経験をしている人は多いのではないか。様々な会話の中でも「あーっそうそう」「ふんふん」「分かる分かる」という類は実に多い。「それで、どう思われますが?」と質問すると訝しげな顔をされる。だから「今更聞けない」ことは「今更聞かない」人が多いということなのだ。特に、ある年齢になれば、「今更」度はアップしてしまう。
そんなところで、50歳以上のシニア層672人を対象にした投信のコンサルティング機関のデータから、今後の資産運用の手段に投資信託商品の購入・活用を前向きに考えているシニア層が増大しているということが気にかかる。投信の保有者は継続利用の意向が強く、資産運用商品として投信への満足度が高いことをうかがわせたというものだが。投信を現在、保有していないシニアも、今後利用する可能性がある割合は男女ともに6割近くに達して、シニアの投信への関心が非情に高いことを裏付けたとあり、この調査結果から「シニア層において、今後、ますます投信の市場が拡大していく可能性がある」と判断。
勿論、人生のいろいろなことが終わった シニア層はほかの世代と比べて金融資産の保有が多く、こんなことが背景になっているのだろうが。
しかし、商品自体や商品の説明資料、さらに運用会社の運用技術に対する客観的な評価により分かりやすさを求めているものだ。だからこそ、投信を扱う金融機関はシンプルなデータに惑わされず、よりわかりやすく丁寧な情報提供に努めることが必要といえそうだ。
「今更聞けない・・・」人々に、そのプライドを傷つけない?というより、どんなことでも聞きやすい環境、コミュニケーションに力をいれてほしい。投信の運用会社や商品に対する情報や説明が不足は信頼関係を失墜させる。お金に絡むことは特に一度失った信用は取り戻せない。
カテゴリ
ch11.経済トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 「今更聞けない」という人は「今更聞かない」ということ
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/926
コメントする