フリーペーパーのさきがけともいうべき、サンケイリビングという会社に勤務していたことがあるのだが、それこそ、創刊間もない頃は、クライアント先や取材先に行くと「どうしてこの新聞が無料なのですか?」「何でタダで配れるのですか?」と本当に不思議だという表情で真剣に聞かれたものだ。
  その仕組みについて、今ではとうとうと述べる方々も多々いるのだが、本当に「最初の最初」を築いた人、考えた人、日本のマーケットに取り込んだ人の功績は大きい。その後・・・なのだ。それこそ“ウゴノタケノコ”の如く様々な紙媒体が現われたのは。
  最近では情報がただ!というのが余りにも当たり前になっている。紙であってもデジタルであってもだ。しかし価値ある情報を入手するためには、どんな形であっても、対価を払わなければならない、これを思い出してほしい。誰もかれもが 情報を無料で手に入れようとしている。だからこそ、無料に頼るからこそ、人間関係が出来ていない人が多い。最も情報を持っているのは“人間”なのですから。人間関係も上手くできず、大切にしないで「いいさ、ネットで調べるから」なんていうことばかりしていると全く“人脈”のない人間となるよ。名刺交換すれば人脈が広がったなんて思ったら大間違い。しかし、大切なことをしなくなったというが出来なくなったビジネスマンの多いこと多いこと。金はつぎ込むときはつぎ込め、そして財布の紐をしめるときはしめろ・・・・です。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2007年6月10日 22:54に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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