ichiko : 「電話がなければ電話はないですよ」 |
||||
なんと!昨日ケータイを落とした。外出先だから、落とした場所が分からないのだからコールしたところで、その着信音は聞こえない・・・あっ!マナーモードにしている。多分ケータイはブルブル震えているだけだろうと気づく。最後に「了解です」とメールしてから多分15分後くらいに気が付いて、歩いたあたりを下向きながらきょろきょろと歩き回る。客観的にいと怪し。手も足もでないというのはこういうことか。あらためて「紛失」の凄さを感じる。
近くの派出所に行く。警官に「?」という顔をされる。「ケータイ落としたみたいなんです」とここでも「みたい」と曖昧表現をする。「遺失物届けだしますか?」と聞かれ「ハイ」と頷く。どこで落としたかなんて分からない。大体この辺くらいしか・・・・形状を聞かれ、また「?」という顔をされる。「彫り物?シールかなんかでしょ?」と言われる。「いえいえ、横浜中華街で彫ってもらったんです、弁天様」。警官は首をかしげる。弁天様の彫り物なんて・・・・・ちょっとねぇ。「なんかストラップとかついてるか?」と聞かれたので「金のスプーンとフォーク」と答えると、また「何?」と何度も聞かれる。著名な料理家からいただいた、大切なストラップ。でも「金のスプーンとフォーク」なんて事を聞くだけでは「?」であろう。
「連絡先を書いてください。見つかったら電話しますよ」とおまわりさん。「えっ!見つからなかったら?」と聞くと「電話はないです!」と語気も荒い。「電話があったら電話がある、電話がなければ電話はない・・・・ですね?」。「そうです」と会話は終わる。そりゃそうだ・・・・・。本当に脆弱・・・・と呟くしかない。
その夜、仕事で会食。
「で、吉田さん、勿論、バックアップしてあったんでしょう?」と聞かれ、首を横に振る。「えっ!」という顔をされる。もう話題を変えるしかない。紛失したのは会社関連専門のケータイだが、迷惑かけないだろうか。アキバで売られちゃう?と暫し青ざめる。ケータイとは個人情報は丸出し。皆様くれぐれも“落し物”にはご注意ください。
カテゴリ
ichikoトラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 「電話がなければ電話はないですよ」
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/988
コメントする