ichiko : 夏越の祓え |
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先般、不注意にも携帯電話を落としてしまい、「ああ、個人情報が流れるぅぅぅぅ」と泣いていたところだったが、“見つかりました と警察署から通知が来た。本当に嬉しくなって、警察署へと飛んでいった。
通知書と身分証明のための運転免許証を出していると、担当の人が「ひろって交番に届けてくれた方は、お礼は要りませんと言っていたそうですよ」と伝えてくれた。「もしや、アキバに売られたんじゃあ~ないかぁ~」といいとしして子どものように騒いでいた自分がココロの底から恥ずかしい・・・・・。
久しぶりに手にした携帯電話。ご苦労様でした。多分、無造作に道端に落ちていたのだろう。むしろ、何で落ちてるんだ?と不思議に思っただろう。落とした直前のメール「了解です」までは覚えている・・・・その後の行動だ。しかし、届けてくださった方には、本当に感謝!感謝!である。
警察署の帰り道、近くの神社へ感謝の気持ちもあって、お参りした。丁度、その神社では茅の輪くぐり行事をしていた。
水無月の 夏越の祓へする人は
千歳の命 延というなり
(拾遺和歌集)
母の分 も一つくぐる 茅の輪かな
(一茶)
茅草で作られた大きな茅の輪は、正月から6月までの半年間の罪穢れを祓う夏越の大祓えに使用されて、それをくぐることによって、疫病や罪穢れを祓うものと言われているそうだ。
先ず、左に、次に右に、そして左へと八の字をかくように三度くぐり抜けるのだ。こうすることで心身ともが清らかになると言う。
昨夜の雨で、樹木の緑が本当に美しい。今日は、少し肌寒いくらいの梅雨だが、心は何とも清々しくなっていく、そんな気持ちだった。そうか・・・・半年間の罪穢れか・・・・・なるほど。
高鳴る気持ちで、御神籤をひいてみた。「大吉」と出た。
「ときくれば 枯木とみえし やまかげの さくらも 花の さきにおいつつ」とあった。
初めは冬の枯木の葉落ちて花もなく寂しくこの末如何なろうかと気遣うも 其内に春となって花咲く如くよき運なり何事も慎め退屈せず時をまてば必ずよし・・・・・ということだ。
神社を出て、地下鉄に乗り、駅で降りようとした時、携帯が鳴った。国際心相学研究所の宮城悟先生からだった。本当に本当にご無沙汰しており、ご連絡せねばと考えていたところだったので吃驚した。
「いち子さん、元気してる?」
「ええ!」
「そうでしょ!?これからね、ますます運気上昇期に入っているからね、頑張ってね」と宮城先生。
「先生、近々、お訪ねしますね」と言って電話をきった。
改札口を出ると、梅雨明けももう直ぐ・・・・そんな空が見えた。
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良かったですね!いい人に拾われて。
しかも大吉!素晴らしいスタートじゃないですか。