人気の手打ち蕎麦店に入った。
“もしよろしければこの箸をお持ちください”と箸袋に書いてあった。なかなか洒落た割り箸だ。色は黒い。
   

  実は、今、主要輸入先の中国から大幅値上げ要求を突きつけられ、日本の割り箸業界が揺れているのだ。近年、中国の森林伐採の行き過ぎで反省の機運が高まり、やたらに伐採できなくなっている。
  現在は99%が中国からの輸入で賄っている状態。日本の年間輸入量は約240億膳。日本人は年間で約200膳の割り箸を消費している計算となる。
  「割り箸ぃおつけしますかぁ」とコンビニなどで何となく、タダでもらってしまう割り箸。使い捨てすることが当たり前の生活だ。しかし、本気で考えなくてはならない時期になっている。その上、日本での人気は白い割り箸。色の黒いのや原木のコブが見えているようなのは受け付けない風土のようなものがある。しかし白くするためには薬品が使われているのは周知のこと。
  たかが割り箸、されど割り箸。買い物袋もそうだが、なんとなく便利で“タダ”から有料に移行していけば消費者にとって抵抗感はあるだろうが、今後を見通さなくてはならない時期なのだ。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2007年6月28日 23:22に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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