ichiko : 幸せな時間のために |
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時間の使い方は、その時によって本当にかわるものだとつくつぐく思う。
原稿を原稿用紙に書いている頃、ワードプロセッサが出てきても「絶対に原稿は原稿用紙に書きたい」と名前入りの400字詰めの原稿用紙に書き、紙縒りで綴じていた時があった。考えてみれば、その時間のかけ方は、眩暈がするほど長い。今の私にしろと言っても逃げ出してしまう。あんなに、頑なに拒否していたというのに、今はデジタルだITの世界が面白くてしようがない。もう、あの“時間”は多分使い切れないだろう。
パソコンやケータイのメールも最初は頑なに拒否していた。「だめだ」と。相手によって、封筒、便箋、ハガキ、そして筆記用具も筆から始まって、万年筆で。それもインクの色から文字の太さも拘っていた。しかし、毎日の生活の中で、パソコンやケータイを使わない日はない。それに、このところ、会社のホームページも作り始め、そして、QRコードでケータイに飛ばしてみたり。新聞社時代にバイジャクなるものを使っていた“時”はもうない。計算尺だって・・・・ない。
兎に角、毎日が楽しい。原稿用紙に書かなくなった原稿執筆時間、便箋に書かなくなった手紙、写真などを封筒に入れて郵送する時間・・・・様々な時間がなくなってきた。とっても嫌いだった会議のための会議の時間もなく、飛び回って営業することも出来る。本当に翼がはえたように楽しい。そして、その時間に、自分でもあれあれ?という時間を作る。今、パンを焼いている。フランスパンを作るときの水の量など、味も風味も変わる。こんな変化が楽しい。でも、本当に相手の声が聞きたい時は、電話をかけ、顔を見たくなったら笑顔で会えばいい。本当にありがとう!嬉しくって!という時はお気に入りのハガキに好きな色のインクで手紙を書く。切手も季節の絵柄で。幸せな時間は自分で作っていかなくてはね。
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