ch11.経済 : 嫌悪感の中にあっても |
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ニッポン放送株のインサイダー取引事件で、証券取引法違反罪に問われていた村上ファンド前代表村上世彰被告の判決公判で懲役2年、罰金300万円、追徴金約11億4900万円との判決が言い渡された。
一時は“もの言う株主”として世間の脚光を浴びていた人だ。毎日、マスコミを賑わせていた時期もあった。
しかし、法を犯してまでも自らの利益を追求する動きは村上ファンドだけでない。例のブルドックソースに敵対的TOBを仕掛けた米スティール・パートナーズも、東京高裁の審判では“乱用的買収者”までの烙印を押されている。
今回の判決でも裁判長の言う「徹底した利益至上主義に慄然」ということに考えさせられる。法をおかしてまでの嫌悪感はかなり感じる。ファンドの利益至上主義を悉く非難されても、ファンドマネジャーとなれば、如何に客からのお金をどう利益を生み出していくか・・・それしかないだろう。
今や、世界中でM&Aは欠かせぬ存在であることは確かだ。いろいろな会社とのお付き合いもあるが、担当の人間に調査してもらえば、利益の大部分がその結果であることさえ多い。踏み込めば踏み込むほど、いろろな世界を見ることとなる。
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