ch01.政治 : 夜が明けて |
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このところ、びっくりは続く。民主党代表を辞任する意向を表明していた小沢一郎の続投が明らかになった。菅直人代表代行や鳩山幹事長らが小沢一郎に対して、辞意撤回を必死に求め、その結果「本当に恥をさらすようだが、皆さんの意向を受け、もう一度頑張りたい」なんて結末となった。
東京都知事の石原慎太郎はこんな小沢一郎をドイツの作家ギュンター・グラスが1959年に発表した長篇小説「ブリキの太鼓」の主人公のオスカルに譬えた。成長が止まった主人公は3歳の誕生日に貰ったブリキの太鼓を叩き続け、嫌なことがあると奇声をあげてものを破壊していく。周囲の人を辟易させるだけのことだと。まあ作家らしいコメントだが、本当に政治の混乱が国民の生活をもじわりじわりと蝕んでいくのが分かる。
派閥はないものの、いくつものグループの寄り合いののような、何かバラバラな党をまとめていくのは大変なとであるものの、意味合いはちょっと違うのだろうが、組織での人事異動などでは兎角思い込みや冷静に判断しているようでも偏見にも似た尺度で判断することがあるようだ。鳩山さんを見ていて感じるのは自民党での栄光の日々を胸に秘めて、何か小沢さんへの依頼心だけのような気もしてならないのだ。
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