ichiko : 春のかほりの中で思うこと |
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2月16日は西行忌。
西行は花と月をこよなく愛した。
遠くに桜のかおりを感じる季節になると私はいつも思い出す。
西行は亡くなる十数年前に、実は遺言のような歌を詠んでいた。
あの有名な歌だ。
願はくは花のもとにて春死なむ その如月の望月の頃
願わくば2月15日ごろ、満開の桜の下で春逝きたい・・・・そんな歌だ。
如月の望月とは2月15日。釈迦の命日である。しかし西行が来世へ旅立ったのは2月16日の事。釈迦の後ろを一日遅れてついて逝ったことになる。
夜も更けていく・・・・・。
ふと、今日、行われたある会合でのあるシーンを思い出していた。
人々の会話。
感情の織り成す時間の流れ。
人生のひとこま?
何故?と思ってみても時は残酷に過ぎ去る。
泣いても笑っても怒っても哀しんでも何をどうしても、人の人生とは1回限り。
全ての人は必ず季節の移ろいの中に逝く。
全ては一期一会。
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