ch05.エンタテイメント : 久しぶりの俳優座 |
||||
劇団民藝の友人である有安多佳子さんは公演で全国をまわる。彼女は兎に角忙しく、一年のうちに何回も会えない。そんな彼女から「明石原人」に出るから~とメールをもらったので、久しぶりに六本木の俳優座へ行った。何かとっても懐かしい。六本木が今の六本木でない時代から、俳優座は本当に思い出が多い場所。
昭和6年に兵庫県明石市の西八木海岸で化石を発見したという直良信夫さんの名前は昔から知っており、またいわゆるアマチュアともいえる考古学者であったために専門家には相手にされないということも何となく頭の中にあった。だが化石の現物が第二次世界大戦中の東京空襲で焼失してしまったことはこの芝居で再確認した。
この直良さんの奥さんが11歳も年上でかつ、昔は教え子であったこと、家計も女学校教師の奥さんに頼っていたことなど初めて知った。しかし、戦争、そして戦後を逞しく生きる姿に心の中が熱くなった。直良家の女中の千代さんの役をした有安多佳子さんもいつも通り?いい芝居をしていた。拍手拍手だ。劇場を出て「良かった!」とメールを出すと暫くして「ありがとう。また飲みましょうね」と返信が。またお互いにいい仕事をして美味しいビールで乾杯をしたい。
カテゴリ
ch05.エンタテイメントトラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 久しぶりの俳優座
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1340
コメントする