ch12.その他 : 幸運と不運 |
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事実は小説より奇なり・・・という言葉があるが、今、テレビや新聞紙面をにぎわせている宝くじ殺人事件。こんなことが実際にあるのだなあと思う。本当に2億円が当選した人がいるんだなあということ。今まで、何度も宝くじを買ってもなーにもない自分としては、こうした人は一体、どんな運命なんだろう?と思ってしまう。幸運だなあ!と思っていた。どこかのご住職も高額が当選された時、あれよあれよと噂が広まって、あちらこちらから借金の申し込みがあったとテレビで話していた。あまりに借金の申し込みが多いので?自分の住む地域医療の為に使うことにしたという。
しかし、今回の事件で、被害者が交際していたという殺人容疑で逮捕された男性の「金の使い道でもめた」という供述はなんとも空しい・・・・複数の金融口座を開設して金の出所を隠すためのマネーロンダリングをしていた可能性もあると新聞には書いてはあるが、その使い道も消費者金融への借金返済や、スナックのママだとか親しい女性へだとか、結局は我欲。
2億円をコツコツ貯めていくのは本当に大変なことであるが、使うことはいとも容易い。一般的な会社員の生涯年収は約3億円。生涯かかって稼ぎだすお金に近い数字を一瞬に手に入れれば、尋常でなくなるかも知れない。煩悩だらけの人間は1億円、100億円、1兆円・・・・よく分からないが、人は尋常でない金額を容易く手に入れたら、いくらあっても満足できなくなるのかも知れない。
しかし、被害者となった女性。こんな男性に宝くじが当選したことを話したことが、結局は命を失うほどの不幸の始まりだったのか・・・。余りに悲しすぎる。やはり不運としかいいようがない。
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