ch12.その他 : あの日、あの時に・・・・・ |
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今日は日曜日。しかし、ほぼ半日、某セミナーに参加。先般、やはりコンサルティングをしている高家正明さんのセミナーに参加をしたことがある。
会場に少し早めに到着。せっかちな性格のせいで、どんな時も、必ず早く到着してしまう。オンタイムであればことは済むのに、どうも貧乏性というかなんというのか・・・・・。喫茶でちょっと資料に目を通そうとフロアを歩いていたところバッタリ高家さんに出会う。高家さんは本当にビックリした様子だった。今や、日本全国をコンサルティングどして飛び回っている方だ。
お茶を飲みながら、ふっと何故、今の仕事に?と素朴な疑問をぶつけてみた。どうしても取材癖が抜けないのだ。訊いている時も殆どインタビューのようになってしまう。しかし、先般から、飛行機の整備士の仕事をしていた人が何故?と暫く考えていたのだ。
「いやあ・・・・あの神戸の大震災で、考え方が180度変わってしまったんですよ」と高家さんは静かに笑った。当時、社宅に住んでいたという。そして、あの運命の日。あの日、神戸は想像も出来ない朝を迎えた。前にあった家は潰れ、その時、何が起こったのか?、全く分けが分からなかったと。「目の前にコンクリートの壁があるんですよ、何だと思いますか?高速道路だったんですよ」。途中でおれてしまった高速道路の映像は何回か見た。あの現場から200メートルほどのところにいたのだという。あの日、あの時以来、それまでとは、180度変わってしまったという考え方、そして生き方。高家さんに、まだ訊いてみたいことが沢山あった。しかし、セミナーの時間がきた・・・・・
企業にぶら下ってぶら下って、いいとこどりばかりしていては何も生まれない。しかし、人間とは弱いものだ。たいした努力をしなくても生きていけるなら、「楽」を選び、そう漫然として生きていってしまう生き物だ。全く違う世界で、真摯に日本の社会構造の一部をかえていこうとする、高家さんの声は明るく、そして視線は潔かった。
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