ch02.健康 : Оh!脳

  「今後も3年~5年に一度は受けておいたほうがいいですよ」と言われた脳ドック。気がつけば、その"時"は既に過ぎてしまった・・・・・。
  先般、仕事仲間のある方が、昨年の5月の話しをしてくれた。誕生月に脳の検査をして「まあ、様子を見ましょう」とある所見があったが、医師に言われた。そして、ある日の夜遅くに、バットで頭をガーンと強く殴られたようになって倒れた。クモ膜下出血だったという。まだ意識がある中で、自分で救急車を呼んで、入院そして緊急手術だったという話しを聞き、2~3日間は、夜になると妙な不安でよく眠れなかったのだ。
  「あの夜、いつものように酒でも飲んで、そのまま、寝てしまっていたら・・・・・僕は今、ここにいませんね~」と額をトントンと指で叩きながらいう。「ここに鉄板が入っているんですよ~」と笑う。「酒でも飲んでそのまま・・・・」とはなんとも分りやすい?言葉。酒の勢いで寝てしまうと熟睡はしていないらしいが、次の日に「あっ!」と目覚めるまでなーんにも分らないものだ。なんとも・・・・・。
   「多分、あの日は、奇跡だったと思いますよ」という言葉に、奇跡なんて滅多に起こるわけがない。「脳のトラブル」は本当に白か黒かのどちらかだなあと思った。
  そんな話しを聞いてから、既に時間は経ってしまったものの、久しぶりに脳の精密検査をする。検査結果を聞くまでは実に不安な気持ちだ。他の臓器に関しては、いろいろ食事や運動やもろもろ、自分でも努力しようと思えるのだが、どうも「脳の話」となると、小心になっていくのだ・・・・・。
  所見・・・・専門用語がよく分からないため、かなりしつこく先生に質問するのだが、あまりのしつこさに医師の表情がきりっとちょっと変化したのがわかる。「だから異常はないということですよ」との言葉にまだ引っかかっている。この「経過観察」という言葉が素人の自分には嫌な言葉だ。簡単なことでいいから、素人にも分りやすく解説、そして日頃の生活の注意などを教えてほしいものだ。多分、医師にとっては「異常なし」でしかないのだろうが。


  脳といえば、「若返る」ためのちょっとの工夫満載したという本『定年する脳しない脳』〔佐藤富雄・著〕という本が出た。定年退職後に老け込む可能性が高いという項目が5つある。
  (1)「よっこいしょ」と思わず言っている(2)ゴルフ以外で運動する習慣がない(3)仕事以外の話題で若い異性と話せない(4)週に3回は飲みに行っている(5)「今の若いヤツは」が口ぐせ。一つでもあてはまれば・・・なんていうけれど、先輩諸氏の話を聞いていると、3つか4つ・・・・いや全てが当てはまっている人もいる。仕事以外の話しって結構、難しいものだし、今の云々というより「最近の若い人の行動が全く理解できない」という事を仰る人も多い。
  だが、生活習慣を少し変えるだけで脳は何度でも成長するというのだから、加齢によっての脳萎縮はきしようもないことらしいが、大いに「欲」を肯定して生活すれば、脳は活性化していくらしい。
  まあ、カッカカッカしたり、イライラしたり、プンプンしたりしないで、まあ、「良きに計らえ~」とばかりに、穏やかに、そして人に優しい気持ちで毎日ニコニコと暮らすことにしよう。脳のトラブルは「NО!」だ。

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このページは、ichikoが2009年5月 4日 18:17に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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