ch12.その他 : まるで回想劇 |
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昨夜、ニュースで元アナウンサーの頼近美津子さんの訃報を聞いて、本当に驚いた。まだまだ若いというのに・・・・病魔には勝てなかったのか?。頭の中はまるて回想劇でも見ているようになった。それは不思議な感覚だった。 NHKを退職して、フジサンケイグループの鹿内春雄さんとの結婚。そして夫の急逝。若くして未亡人となった頼近さんだった。葬儀に参列した時の喪服姿に、何と!この若さで波乱の人生を生きなくてはならないのか?と思ったほどだ。
いろいろな思い出。一瞬、あの怒涛のような時代の風が頭の中を吹きまくった。当時の自分は一介のマスコミ人でしかなかった。他のマスコミ人にとっては興味津々の材料がフジサンケイグループにはあった。人間関係、そしてゴシップの数々。それらがあり過ぎたのだ。当時、親しい週刊誌記者の態度が何か変わったと感じたのもこの頃だった。何かを機に人との縁とは繋がり、そして切れるものだ。
だが、組織というものは実に不思議だ。そんな巨大なものの中で、私はもがきながらも、小さな力でも必死に無言でいた日々。親しい友人と思っていても、その波乱の中では姿を変えていくものだと知った。
鹿内宏明さんのあのクーデーター事件のあたりから、グループも何かが変貌してきた気がする。まさに組織とは生き物。新陳代謝しながら生きているということなのだ。そして大仰であるが、組織の中にあっては、どこでも「時の為政者」のあり方というものが何であるのかが分った日々だった。
いろいろな事があったにしても、頼近さん、、享年53歳なんて。人生にたられば・・・・はないのだが、「もし、貴女があの時に・・・・」と思える日だ。
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