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1912年4月に英国から米国に向かう北大西洋上で氷山に衝突し沈没した豪華客船「タイタニック号」。その客船に乗っていた最後の生存者であるミルビナ・ディーンさんが5月31日に死去したというニュースを読んだ。
一家で米カンザス州に移住するために客船に乗った時、生後9週間だったそうだ。事故に遭った時、母親と兄と共に救命ボートに乗って一命を取り留めたものの父親は船と一緒に大西洋に沈む。勿論、事故の記憶はないだろうし。また父親の記憶はなかっただろう。
何も知らずに育ち、その船に乗っていたことを聞かされたのが8歳の時だったということだが。97歳の生涯を終えられるまで、なんと数奇というのだろうか。一つの大きな歴史に関わった一人の避けられぬ最期というものか。
今日は午後から打ち合わせで赤坂へ。乃木神社の前を通る。少し時間があったので・・・・ふとお参りをした。
1912年といえば、7月の 明治天皇の死は国民に大きな衝撃を与えた。皇太子が皇位を継ぎ、元号が「大正」となった。そして9月の大葬のその日、乃木希典大将と夫人静子が殉死したのだ。日本国を大きく揺さぶる日だったのだ。
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