ch12.その他 : ・・・・ぶれない

  出版不況が言われる中にあって、地道にそして躍進しているPHP総合研究所の代表取締役社長である江口克彦さんを囲んでの出版パーティーに参加した。PHP!PHP!とはいうが、何の略であるのか結構知らない方も多い。開会にあたり、ライターズバンク主宰の児玉進先生が「みなさん、お分かりですよね」と確認なさった。PHPとは、"Peace and Happiness through Prosperity"という英語の頭文字をとったもの。繁栄によって平和と幸福をとの意味。実に社会そして人類の原点だと思う。
  社長の江口さんは松下電器産業、現在のパナソニックに入社されてから、松下幸之助さんの元で23年間にわたり直接指導を受けられた。ただ上司が誰であった・・・・という事でなく、理念そのものを受け継がれたのだろう。お話しの中で、ちょっと信じられなかったが、あげられた企画全てに必ずきちんと「目」を通すということ。勿論、編集局長、各役員などを通過してではあるが、それにしても年間数千枚ものの企画書に社長が目を通すということは素晴らしいことだ。信じられないと思う、そんな自分の考え方を深く反省する。年間、数百もの講演会もこなして・・・・である。神業か。
  山本兼一さんの第140回直木賞受賞作「利休にたずねよ」の出版、そして超ベストセラーとなった、坂東眞理子さんの「女性の品格」など、売れるタイトルは江口さん自身が考えるとか。とかく、"出版はミズモノ"と言われることも多い中で、やはり江口社長率いる会社に、とても強い理念を感じる。
  最近はぶれた発言で迷走する政治家をはじめ、ぶれぶれのニツポン人も多いが、江口さんは""武士道協会〔塩川正十郎理事長〕の副理事長を務める・・・・というのも何故か納得!である。

「PHP総合研究所」
「利休にたずねよ」作者山本兼一さん インタビュー記事

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このページは、ichikoが2009年6月 4日 08:33に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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