ch04.カルチャー : みんなちがって・・・・みんないい |
||||
高陵社書店の社長の高田さんが、今、絵本の企画をしているということで、どんなものか?といろいろお聞きしていたところ何と現在、創作落語にも力を入れている三遊亭圓窓師匠の絵本?だと言う。テーマがあの天才詩人・金子みすヾさんの「みんなちがって」。その創作落語の原稿を拝見してまたまたびっくりした。
そして、27日の夜はその企画の一環の『 落語とピアノのエンソー会 』に出席した。まさに落語とピアノのコラボ。落語は好きで結構、寄席には行っているが、なかなかピンとこない・・・・。先ず、三遊亭窓輝さんの「壷算」そして三遊亭圓窓師匠の「十徳」と古典落語を愉しんだあと、竹 葉子さんのピアノ演奏があった。まあ、ここまでは普通の展開であった。
だが、竹葉子さんがグランドピアノの前に、師匠が高座?に。それはそれは不思議な光景ではある。そして金子みすヾさんの「みんなちがって」が始まった・・・・・。月の光を浴びたみすヾさんの最期の姿が目の前に広がる。優しい眩いドビュッシーの月の光に包まれながら・・・・。客席では涙を拭う人もいる。
それはあまりにも不思議な感覚であった。活字で読んだ時の印象、そして感覚と異なり、圓窓師匠ならではのお声と所作で感じる世界が全く異なっている。それぞれの世界の持つ美しさは、人間だからこそ感じることのできるものだということを改めて知った。
ふっと槇原敬之作詞・作曲の『世界に一つだけの花』の一節をふと思い出した。
♪同じものはないから No.1にならなくても いい もともと特別な Only one・・・・。
そう、人に大切な事って優しさなんだってこと。
カテゴリ
ch04.カルチャートラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: みんなちがって・・・・みんないい
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1750
コメントする