ch04.カルチャー : この世は「人」と「人」そしてまた人 |
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そろそろ2009年の締めくくりという時期になった。サラリーマンを辞めて、独立して、会社を設立してから5年経過。思えば、この5年間の重みは仕事をしていく中で、本当に"身にしみた"というものがある。
企業の組織の一員でいる時とそして今、小さいながらも一国一城?〔大袈裟な言い方だが〕を守っていると口からでる「いつもお世話になっています」と言う重みの違うことといったら・・・。想像できなかった。こんなにも違うものだとは思わなかった。
昔の先輩諸氏も定年をむかえ、「嘱託だよ」と言いながらも組織にそのまま属している方との話しを聞いていると、ある意味、やはり組織人の考え方から抜けきらないものだなあとつくづく感じる。まあ、しようもないものだし、その人々の生き方だからとやかく言う必要もない。しかし、なんだかんだと言っても組織はやはり"守ってくれる"もの・・・かも知れないね。
何十年も口癖のように出てきた「いつもお世話になっています」の重みを感じられた自分はどんな環境の中にいても幸せだと思わなくてはならないだろう。その事に気付いたのだから!本当にこの世はたとえ夢幻であろうとも「人」と「人」との世界で出来あがっているものである。その「人」「人」・・・にお世話になって生きているのである。
さて、「人」といえば、営業活動はまさに「人」である。とくに言葉遣いのちょっとしたことでさえ、皹が入るものである。
以前、フジテレビTV「エチカの鏡」に出演で反響を呼んで以来、その強烈なキャラクターに結構人気上昇中のエレガントマナースクール学院長平林都さん。高校卒業後信用金庫に就職。大学に進学した友人たちに負けない教養を身につけようと茶道・華道・着付けなどのお稽古事を始めたという。多い時には何と18ものお稽古事を掛け持ったというから感服してしまう。
本当に身につけたその時から日々の賜物としてその力が活かされたのだと思う。27歳で念願のエレガント・マナースクールを設立して、出会った人に楽しく、気持ちよく、笑顔になってもらうために彼女独特の「接遇」を広めていくこととなる。
今や、平林都に頼めば売り上げが伸びる!と大評判で多くの接客研修を担当している方である。自分も最初、テレビで拝見した時は「何じゃぁ?」と思ったが、既に忘れ去っているマナーそしておもてなしの心を指摘していると思う。まさに、当たり前のことが当たり前でなくなっている現代に物申す平林都さんであろう。平林さんの初出版のマナー書『平林都の接遇道』を読んで、自分の忘れていた事を思い出すのも良いかも知れない。
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