ch10.生活 : 一枚の葉書 |
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Hさんとは、もう何十年のお付き合いになるのだろうか?思い出せば本当に長い。ずっと医療関係の仕事をされているHさんから届いた寒中見舞い状。昔、私がいつも慌しく、時間に追われてガサガサと仕事をしている時、Hさんは、いつもにっこりと微笑んで、落ち着いた方だった。どんなことがあっても慌てない。冷静さが絶必な医療というシーンにたち合うからこそだと常々思っていたものだ。
「夫婦ふたりの老老介護。家権交代、ぼやきの仲間入りと相成りました」という書き出しがなかなかいいではないか。8年間つとめた大学講師もこの度、辞められたという。そして、同級生の早すぎる事故死、職場の後輩や教え子の突然死など健康でいるということの難しさと別れの辛さを知る機会が増えたと書かれていた。Hさんのいろいろな思いが伝わってくる。
日常生活ではいちいち連絡や報告などもしないまま時間は過ぎる。そんな中で、毎年の"便り"は一文字一文字が悲喜こもごも、いろいろなことを伝えてくれる。懐かしさでいっぱいになったら、一枚の葉書を書いてみるのもいい。
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