ch12.その他 : 安らかにね・・・ |
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仔犬の時にいだいた愛犬が昨年末に16歳で亡くなった。手作りの犬小屋も結構、ボロボロの状態であったので解体をした。その跡にプランターを置いて、チューリップの球根を植えた。かたい蕾がいつしかほんのりと色づいて、そして今は綺麗に咲き始めた。少しせっかち?に咲いたチューリップたち。
しかし、愛犬を亡くして一ヶ月の間、実は何か心の中でもやもやとしたものがあった。こんな気持ちでいることが愛犬にとってはいけない事なのかって思ってはみたものの・・・。
原因は、愛犬の納骨までの事だった。精一杯のお見送りをしてあげようと依頼したペット関連の会社のこと。いよいよかな・・・と言う時期に一度、電話で問い合わせをした事がある。電車内などに大きく広告も出している会社でったし、ホームページもしっかりと見た。なかなかいい感じのように思えた・・・。問い合わせの時に、電話口で対応した温厚そうな男性の感じも良かった。分らない事も多かったので、いろいろ訊ねた。最終的に、これで納得して依頼したのだから、一ヶ月も経っても考えている自分がいけない。しかし、つくづく後悔していることがひとつ。一度でいいから事前に見学をすればよかったということだ。要はセレモニーの当日、どんなシーンに出くわして、どんな感情が生まれたか!など想像もしなかったのだ。
愛犬が亡くなったあとに初めて、ペットを亡くした方々が「ところで、今はどこに?」とお聞きになる。そしていろいろな情報がその時に分かるのだ。愛犬が苦しんでいる時には考えられなかったことが分る。人にとっても冠婚葬祭に関する情報は大切な事だ。家族同然のペットにしてもいわゆる"クチコミ情報"がいかに大切で信頼のおけるものかということだ。多分信頼できる方々の"クチコミ"にまさるものはないと思っている。決して、広告のキャッチ、ホームページの情報や問い合わせで満足などせぬように。出来れば自分が納得するまで見学するとよいと思う。
愛用の首輪、愛らしいブーケ、そして大好きだったおやつ、お守り・・・そして愛犬を愛した人たち「さようなら」「ありがとうね」と言われながら抱きしめられ、そして温かい涙をいただいた。「どうぞ安らかにね」と今は思う。漸く、気持ちの整理が出来たよ。
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