ch04.カルチャー : 落語絵本完成 「みんな違って」 |
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「ようやく出来あがりましたよ」と高陵社書店の高田社長が『落語絵本 みんな違って 金子 みすゞ最後の一日』を見せてくださった。まさに、出来上がりほやほやの絵本である。これは落語家の三遊亭圓窓さんが矢崎節夫さん原作の『金子 みすゞの生涯』をもとにつくられたもので、情熱的で且つ静かな音色のピアノとのコラボレーションのCDもついている。「初めての絵本づくり」という外村節子さんの切り絵がとっても優しい。
以前、圓窓さんの公演に伺った時、会場はファンで満席であった。『みんな違って』が始まり、暫くすると会場内からすすり泣く声も聞こえた。その目には涙が光っていた。大正時代末期から昭和時代初期にかけて全身全霊で生きた童謡詩人・金子 みすゞの最後の最後の一日がそこにあった・・・・今宵は下弦の月。月が美しい夜など、是非読んでみたい一冊だ。
高陵社書店
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