ch10.生活 : アルバムを未来に遺す |
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昔はアルバムというと分厚い、豪華のものが多かった。結婚式やベビー誕生の時などは、それなりに立派、豪華絢爛、愛らしいアルバムを贈ったり贈られたりしたものだ。
しかし、デジタル時代に突入してからはデジタルカメラやパソコンなどに保管するようになった。クリックひとつで保管して、見たい時には直ぐ見られる。実に便利である。だが、日々増え続けるメモリーゆえに「保管」したつもりで忘れ去っていく・・・「風のように消えてしまうのです」というホットアルバムコムのメッセージを写真家の永島浩二先生から見せていただき、これまで「当たり前!」と思っていた、そんな思い込みの怖さにぞっとした。確かに、パソコンやデジタルカメラなどは個人所有の時代であるし、その本人が忘れてしまうことさえある・・・だろう。
「パソコンに保存しておけば大丈夫では?」と言うと「パソコンに雷が落ちると考えてごらんよ。クラッシュすることもあるしメモリカードは紛失してしまう可能性もある」と永島先生に言われ、全く想像もしない世界をハッと見た。そして「ファイルシステムはОS、ドライブはどんどん進化すれば再生できない可能性がある」と。それを聞き、暫く何も言えない状態になった。そうだ・・・全ては変化していくのだ。不意に私の頭の中は、ビデオの安売り屋さんの前を通りかかった時、当時はあんなに大騒ぎして購入したビデオに何の関心もなくなり、通り過ぎたことを思い出した。
デジタルの大きな欠陥を今回のホットアルバムを使用することで解消できるという。ОSなどが進化してしまう20年後、いや100年後でもその時代のОSで再生できる、つまり「永久保管」できるという。今、永島先生と、ホットアルバムコムをより多くの人々に知って頂くための企画を検討中である。
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