ch12.その他 : 親が子に語り継ぐもの |
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先般、元杉並区長だった山田宏さんの話を聞いていた。公民教育が抱える問題などがテーマでもあったが、その中で昔、読んだという民話の話になった。それは「かさじぞう」の話であった。それを話している山田さんは何か思い出し、少し胸にぐっとくるものがあったかのようであった。
「かさじぞう」は老夫婦が、道端の地蔵尊に笠を被せてやり、その恩返しを受けるという日本の伽話のひとつである。私も昔々に読んだ絵本が頭の中に浮かんできた。
親が子に語り継ぎ、生活の中て子どもに対し道徳を教え諭す。誰もが昔、読んでもらった自分で読んで感動した事もあると思ったが、もしや・・・「かさじぞうって?」と知らない子どもたち、いや親たちも多いのかも知れないなと思った。確かに、舌きり雀のように善悪をきちっとつけた話ではないが正しい行いをする事はどういうことなのか、日本人の中に根づいている仏教思想に気付く良い時期かも知れない。12月ももう半ばを過ぎて、かさじぞうの話の〝大晦日〟も直ぐである。
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