ch04.カルチャー : 表現するということ


   時折「果たして本当に思っているのか?」と感じることがある。3月に開催予定の「東京国際アニメフェア2001」にアニメ関連の25社が出展をキャンセルしたため出展規模は昨年の8割にとどまる見通しらしい。過激な表現のある漫画の販売を規制する所謂、東京都青少年健全育成条例改正に抗議しての話である。「創作活動の萎縮を招く」と漫画家や出版社などが改正に反対していた背景がある。中にはこのフェア実行委員長だある石原慎太郎知事のデビュー作についてもいろいろ言う方々の意見も聞いた。まあ、確かに、あの時代にはセンセーショナルではあったと思うが。
  だが、全てのものやことには限度というものがあるだろう。18歳未満には販売しないよう新たに規制したとかしないとかの問題ではない。性描写について過激であるとかないとか、問題点もあるだろうが、例えば、近親相姦を扱ったテーマなど、どうしてわざわざ表現しなくてはならないのか?その人の品性さえ疑ってしまう。創作活動の萎縮?だなんて、出版社の方々もよくよく考えてほしい。売れる売れないの問題なのか?本気で思っているのか?本当によく分らない。

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このページは、ichikoが2011年1月26日 10:26に書いたブログ記事です。

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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