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トム・フーパー監督の「英国王のスピーチ」が米アカデミー賞の作品賞獲得。それに監督、主演男優、脚本賞までも受賞した。
エリザベス女王の父ジョージ六世は幼少の時から吃音障害を抱えていた。そんな障害から内気な性格であるジョージ6世だが、妻のエリザベスは母のようなあたたかい愛で見守る。実に行動的な女性だ。彼女と言語療法士のローグの助けを借りて、ジョージ六世はついにその障害を克服していく。歴史の裏側というか、例えば父親の死の後に王位を継いだ兄・エドワード八世がひきおこしたシンプソン夫人事件などいろいろなエピソードを知っていればそれだけ面白さが増す歴史ドラマである。
しかしそんな兄弟の関係の中で、否応もなしに王にさせられた弟ジョージ六世を待つ緊迫した社会情勢。ドイツとの開戦前夜に国民に語り掛けるスピーチが人々の心を打たずにはいられないものとなる。勿論、役者たちの演技もさることながら兎に角、脚本がいい。
英国王のスピーチ
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