ch04.カルチャー : 花の声を聞きながら・・・

!cid_593072706@10032011-1117.jpg 知人が「素晴らしい押し花を作る作家がいる」ということで、先般、日本橋のギャラリーを訪れた。これまでにいろいろカルチャー教室も実施していたものなので、多くの先生方の押し花の素晴らしい作品は拝見する機会には恵まれていた。正直、心の中では「押し花ね」と思っていたのだが・・・。ギャラリーで庄村昌子さんの押し花の作品を拝見して、何を自分は勘違いしていたのか!と思った。暫し、その作品に圧倒されて声も出ないほどであった。時間が経っても花の色が何故変わらないか?「水の研究をしてきたことがとても役立った」と言う。その水のその庄村さんの"水の研究"というものが所謂、企業秘密というものなのだろうと思った。押し花制作にかかる三日前に「三日後に切るわよ」と花に優しく声がけをすると言う。告知した後に切るのだ。「その代わりに綺麗に咲かせるからね」と約束することは忘れない。これから「咲こう!」という花は変色しないそうだ。この生命の不思議!そして制作する時も、庄村さんはデッサンなど全くしない。「ここにおいて」という花の言葉に従うだけと。何とも不思議である。しかし、思えば花も我々人間と同じ生き物である。美しい空気、そして水、何よりも優しい"愛"は不可欠なのだろうなぁと庄村さんの作品を見て思う。 写真は注文した「苺」の作品。写真たてだ。「小さなかわいらしい白い花が、たっぷり愛情つめこんでころころと甘くて丸い実をつけます。一本の苺の親株からたくさんのツルを伸ばしてぶら下がる姿が幸せな家庭を想像させます」というメッセージとともに到着。苺の花言葉は「幸せな家庭・安全・無事」ということだ。作品の隣りにどんな写真をいれようか、考えあぐねている。しかし・・・「押し苺?とは凄い!」としか言葉が出ない。

庄村昌子さん常設「押し花ギャラリ-」常設展
日本橋だいわ

〒103-0027
中央区日本橋1-7-4 第一正明ビル3階
営業時間:11:00~18:00(月~土)  休館日:日曜・祝日

電話 090-2483-1274(展示室長:野田武成)

電話 080-6594-8587(マネージャー:山内真実)
Email:biho@ae.auone-net.jp



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このページは、ichikoが2011年3月10日 23:04に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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