ch12.その他 : 川下り


   17日の午後2時過ぎに天竜川の川下りの舟が転覆したとのニュースが流れた。約20人は救助されたようだが女性2人の方が亡くなった。まだ3人は行方不明だという。船頭は2人、3年、7年とベテランだ。しかし天竜川の底は岩が多い。岩が多ければ流れが変わる。一部スリルを味わえるポイントでその流れにのまれたのではないか。救命胴衣の着用はなんでも12歳未満が義務づけられて、それ以上の年齢はないようだ。しかし、どんなところでも川下りの時、果たして今船の向こうに投げ出されたらと思ったら、よほどの体力と技でもない限り流されてしのまうだろう。

  先般、友人に「夏山だからと馬鹿にしちゃいけないよ」と注意した。「夏山で凍死もあるんだから」と言うと「そんな・・・」と信じられない表情をした。自然とは全くよめないものなのだ。それをしかと認識したほうがいい。「まさか!」が起こるのだ。時に自然は予想もしない牙をむくのだ。


  楽しい川下りの船が転覆など誰も想像もしなかっただろう。天竜舟下りは、初めての川下りでもない。これまでに多くの人が愉しんできた川下りだろう。しかし「まさか」の転覆、川、山、海・・・いつも穏やかなわけではない。ちょっとしたことで変化するものだ。皆が。きちんと救命胴衣をつけて乗船していたら・・・と思う。自然を相手にする時、常に万全の対応をしたい。楽しい夏休みが大変な悲劇になってしまう。
  

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 川下り

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2589

コメントする

このブログ記事について

このページは、ichikoが2011年8月17日 22:03に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ぐーんと上昇」です。

次のブログ記事は「十七文字の世界」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31