ch12.その他 : 記憶の海 |
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「としまの記憶」をつなげる会なるものを発足。任意というよりNPO化に向けて着々と準備中である。第一回の交流会を開催。これまでに撮影したものの何点かを上映。何度か見ている映像ではあったが見れば見るほどに深いものだということに気付いた。
それぞれの人にそれぞれの生活があり、時間を過ごしていった。そしてトシをとってやがて人はこの世と別れを告げる時がくる。たまに気のおけない仲間と出会って昔話にはながさいたとしてもそれはそれで楽しいひと時で終わる。勿論それで良いのだ。
しかし中には、自分の足跡を残した!という衝動にかられ「自分史」を作りたいとも思うだろう。しかし、これがまた自分で書こうとなると難問題。他の人に任せようとしてもこれがまた難問題である。殆どの人は「自分史」などは残さぬまま終わる。そんなものだ。それでいい。
昨日はなんと巣鴨プリズンの話で会場は湧いた。もう忘れ去られている巣鴨プリズン。実は、この巣鴨プリズンの写真は残されていない。多分、空撮されたであろう写真を見ながら、当時の記憶を持つ人々の記憶が束ねられていく。恋に悩み、気が付いたらそのプリズンの塀の周りを一周していたという女性・・・差し入れに行ったことがある・・・「そんなことがあったのか?」「まさか?」という複雑な不思議な感覚である。その人々の記憶の海から、何を掬い上げて編集するか?ということがポイントとなる。
まだ、ようやく一歩を踏み出したところか。しかし、その一歩を踏まないと二歩目には進まない。日々忙殺されよう、なにをされようと、その踏み込む気持ちがなければ何事をも進まないわけだ。
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