ch04.カルチャー : 秋の夜更け |
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時々、書店に入ると児童書のコーナーに行く。特に、短編をさがす時などは新しい発見が多い。そんな中、『名詩の絵本』(ナツメ社)を見つけた。掌サイズほどに小さい。愛らしい絵本だ。「愛するこころ愛するかたち」「大切なひと つよい絆」「生きる身体 いとしい暮らし」「動きだすことば あたらしい世界」と章ごとにたくさんの詩がある。
あらら・・・私の好きな佐藤春夫の「秋刀魚の歌」。あはれ 秋風よ 情あらば伝へてよ・・・子ども時代などこの世界は決して想像も出来ないもの。大人になっていろいろあって・・・分かることがある。
島崎藤村の「初恋」、竹久夢二「宵待草」、宮沢賢治の「永訣の朝」、林芙美子の「苦しい唄」、石垣りんの「表札」。西脇順三郎の「天気」。覆された宝石のやうな朝・・・ああ、中学一年の教科書にあったなあ。そんなことを思い出す秋の夜更け。
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