ch07.味 : 旬が分からない |
||||
某大学の栄養学専攻の先生がある高校に行ったときのこと。「旬の材料を使っての料理」というテーマだったらしいが、食物の「旬」が分かる生徒が本当にいなかったと聞いた。メニューを作ってもらってただただ驚いたということだった。
そうそう、一年中通してスーパーにはトマトもキュウリも並ぶ。「冬野菜が美味しい季節だね~」と言っても「何?冬野菜?」ということもある。一体何が変わってしまったのだろう?と思う。答えは一つ。「家庭」の問題なんだろうなぁ。こうしたことはなんとなくでもいい。親やそのまた親たちが教えてくるものだと思う。「学校で教えるものよ」と言う方もいるだろうが、まずは家庭からだろう。それは、しっかり!きっちり!でなくていいのだ。並ぶ料理は決して豪華でなくてもいい。その季節の変わり目にいろいろな食材が家庭の食卓に並べばいいのだと思っている。
夜遅くに、仕事帰りのサラリーマンやOLがコンビニのお惣菜や弁当を買いにレジ前に並ぶ。遅ければ遅いほどにその列は長い。びっくりする光景にも最近はびっくりしなくなってきた。そんな時「便利な時代だな」とつくづく思う。昼は学生やその近所の勤め人、お昼は主婦たち、夕方近くにはお父さん?がお酒のつまみを、そしてその列は夜中まで続くのだ。便利なコンビニは独居老人にも独り暮らしの学生にもOlにも優しく便利。手作りお惣菜もあれば、料理上手な奥さんをもらったような気分にもなるだろう。直ぐに空腹を満たしてくれる、そんな存在。
さてさて、話は戻って。しかし、旬は心がけ・・・というより、日本の良さそのものだから、もう一度見つめなおしたいものだ。
カテゴリ
ch07.味トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 旬が分からない
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2669
コメントする