ch06.音楽 : 演奏もまた人なりか


11月末に朗読発表会があり、そこで川端康成の作品『人間の足音』を朗読する。演出家の永島直樹先生が「吉田さん、音をね~♪」とだけ指示されるので、それこそ自分の好き勝手?に選ぶ。でもそのあたりプロでもない為、要は自分の感性にあったものを半ば強引に無謀に選んでしまうわけであるが・・・。
 

  ある日、スクリャービンの「炎に向かって」を聴いていた時、ピンときた。まさに「人間の足音」の中で主人公の男がいろいろな足の妄想に憑りつかれるシーンがあるのだが、まさにその時の主人公の気持ちにフィットしてしまったのだ。
  「ああ!これね!」と思って、友人のサウンドディレクターをしている相澤関ちゃんに録音を頼んだ。CDが送られてきた。付箋紙に「ホロヴィッツと小山実稚恵さんの演奏を聴き比べてね」とある。何度も何度も聴く。昔から「文は人なり」というけれど、「演奏も人なり」である。聴き終えて「こんなに違うのか!」と驚いた。さてさて、当日はどちらを使うか・・・・

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 演奏もまた人なりか

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2683

コメントする

このブログ記事について

このページは、ichikoが2011年11月11日 23:51に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「湯たんぽの季節がやってきた」です。

次のブログ記事は「若い感性で発掘!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31