ch12.その他 : 忘却 |
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ここまで泥沼化というのだろうか?プロ野球の巨人の人事をめぐり、清武英利前球団代表兼ゼネラルマネジャーが渡辺恒雄球団会長を批判し解任された問題。いよいよ巨人側は清武氏を損害賠償を求める訴えを起こすらしい。しかし、渡辺さんは親会社の読売新聞グループ本社会長でもある。どうだこうだなどいろいろな会話があって、そんな中で清武さんの記者会見の中の言葉「君は破滅だと恫喝された」というフレーズだけが大きく取り上げられてしまう。提訴の時期は検討中らしいが内容は損害賠償やら名誉毀損。ますます泥沼化だろう。
清武氏61歳、渡辺氏85歳。人世も出来上がったこんな時期に・・・と他人事のように思ってしまうが。組織の中にいるということは理不尽の連続だ。特に時の為政者にかかわれば猶更である。組織の一員でいる時はそんなものだ。離れれば蟠りも何もなくなるもの・・・かも知れない。言った言わないの連続では体力が消耗する。だが「現代」はいい。戦国時代であれば理不尽な島流しだ切腹もあった。
思い出せば、自分も奥歯がぎりぎりするほどの理不尽さもいくつも経験した。時の為政者とかかわれば。しかし、今は残り少ない人世に対して「忘却」していくことを思う。世の為に人の為に何かかかわれればそれでよしと思っている。激しい怒りに自分の感情を止めるに必死になり、それでもおさまらず、真夜中に庭の花壇の花をすべて抜き取ったことさえ・・・今はその可憐で罪もない花たちに詫びる気持ちでいる。
裁判は長い。本当に長い。先が見えなくなる憤りさえ出る。その間の生活、そして感情はどうなのだ?乗り越えられるのか?神が人に与えて下さった貴重な時間はあとになって取り戻せないものだ。
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