17日の朝、評論家の吉武輝子さんが亡くなった。神楽坂女声合唱団でご一緒した素晴らしい方だ。女性の地位向上などに積極的に取り組んだ。こうした方々のおかげで今、我々も社会で仕事をしたり、いろいろな発言も出来るのだと思っている。享年80歳であった。

  私の手元にピンク色のバックがある。実は、コーラスのレッスンの時に吉武さんが持っていらしたバッグだ。それを見て「わっ!きゃ!カワイイ!」と言った。「そう?」と仰ると、次のレッスンの時に「はい、いち子ちゃん。使って!」とご著書とともに渡して下さった。全く、自分も何ということを先輩に言ってしまったのか?と反省しつつ、「大切に使います」と言った。嬉しかった。

  頑張る、努力するという言葉は吉武さんのためにあるような、そんな思いをいつもしていた。「ななにんかい」でもお元気にベルの演奏をされていたので、思い出すと悲しみは増すばかりである。

  吉武輝子さん、これまで本当にありがとうございます。どうぞ、安らかに。

通夜は20日(金)、葬儀は21日正午から東京都新宿区神楽坂5の36の毘沙門天・善国寺で。


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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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