ch04.カルチャー : 言葉を紡ぐ |
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君島芝田先生がメールで俳句のレッスンを始められた。「ハンドルネームを」と言われた時、Eモニターなどいつも「いいちこ」と名乗っているので今回は「こいち」という名前にしてみた。
日々、本当に胃が痛くなるほどの編集関連の締切をはじめ、最近では地震関連の仕事の受注も増大している。しかし、プロであればどんなことでも丁寧に対応してこなさなくてはならない。「吉田事務所」は小さな個人事務所と言っても一応会社を経営していると諸々のことが日々山積みである。たんたんとこなしていくことが一番であるのだが。
そんな日々の一瞬、芝田先生からの"今月のお題"と宿題がくると、何か不思議な空気感に包まれる。今月は「「花」「蝶」」「春風」であった。いつかは水彩画でも描いてみたい・・・と思っているが、俳句はまさに言葉の水彩画を描く、そんな空気感である。「言葉」を扱うが頭の中に描く光景や香り、それらは私の場合「絵画」に近い。
作句にはそれほど時間はかからない。取材途中の電車の中とか、取材の合間のほっと一息のコーヒーを飲みながら、手帳にメモする。本当に殴り書きのメモ程度である。しかし、言葉の数々を只管、紡いでいく。すると、その光景はいつのまにか、頭の中で動きだし、数々の息遣いがきこえ、そして風が吹いたり、甘い香りがしたりするのだ。
まさに、現在の私にとっては、日常の中の"非日常"である。
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