ch04.カルチャー : 言葉を紡ぐ


   君島芝田先生がメールで俳句のレッスンを始められた。「ハンドルネームを」と言われた時、Eモニターなどいつも「いいちこ」と名乗っているので今回は「こいち」という名前にしてみた。
  日々、本当に胃が痛くなるほどの編集関連の締切をはじめ、最近では地震関連の仕事の受注も増大している。しかし、プロであればどんなことでも丁寧に対応してこなさなくてはならない。「吉田事務所」は小さな個人事務所と言っても一応会社を経営していると諸々のことが日々山積みである。たんたんとこなしていくことが一番であるのだが。
  そんな日々の一瞬、芝田先生からの"今月のお題"と宿題がくると、何か不思議な空気感に包まれる。今月は「「花」「蝶」」「春風」であった。いつかは水彩画でも描いてみたい・・・と思っているが、俳句はまさに言葉の水彩画を描く、そんな空気感である。「言葉」を扱うが頭の中に描く光景や香り、それらは私の場合「絵画」に近い。
  作句にはそれほど時間はかからない。取材途中の電車の中とか、取材の合間のほっと一息のコーヒーを飲みながら、手帳にメモする。本当に殴り書きのメモ程度である。しかし、言葉の数々を只管、紡いでいく。すると、その光景はいつのまにか、頭の中で動きだし、数々の息遣いがきこえ、そして風が吹いたり、甘い香りがしたりするのだ。
  まさに、現在の私にとっては、日常の中の"非日常"である。

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 言葉を紡ぐ

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2879

コメントする

このブログ記事について

このページは、ichikoが2012年4月20日 08:22に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「お気に入り」です。

次のブログ記事は「吉武輝子さん、ありがとうございました」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31