ch12.その他 : 山岳事故 |
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連休最後の日である。今年のゴールンウイークも山、海、川での事故があった。毎年思うのだが、「自分は事故などとは無縁だ」と思ってはならない。白馬での6人のパーティーの遭難。4人は医師であったようだ。しかし、収容したメンバーのコメントではカッパの下は長袖のシャツだったそうである。パーティーの方々は初心者ではない。山に慣れた人ばかりのようだ。しかし、こうしたことが実際に起こるのだ。
登山を始めた頃は「夏山でも凍死するからな」という言葉をよく聞いた。最初は「まさか」「そんなことがあるものか」と思った。その頃は、山の天候の急激な変化について全く無知であったからだ。山では潔く引き返すことも必要だ。「もう少し頑張れば」があだとなることがある。
6人の方が歩いた白馬の乗鞍では昔、雷に出会ったことがある。出会うなどという表見はおかしいが、あの日以来、私は雷に対する恐怖感が変わった。本当に恐怖だった。岩場の横をピピーッと走りさる雷に足は竦んだ。自然の中で、決して無理をしてはいけない。いかに、天候が良くても、汗をかくほどに暑くても、山の天候はいきなり変わる。信じられないほど急激に起こる。自然は決して侮れないものなのだ。
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