ch12.その他 : 人生 |
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先般急死された知人のS氏の通夜の帰り。車窓からそれはそれは大きな月が見える。少しオレンジ色の大きな月。よく見るとまるで、蜜柑のひと房のようにも見えた。呆気ないものだな・・・と思うと、その月が泣いているようにも見える。大人になれば、当たり前のことと分かるが、幼児の時、月がいつまでも自分についてくるようで「何故だろう?」と不思議でしようのなかった日のことを思い出す。しかし、10月8日、誕生日に告別式とは・・・Sさんは本当に天に召されるのだなあとつくづく生前の姿を偲ぶ。人はこの世を去る時、何歳だからいいとか、悪いとか、そんなものではなく、亡くなった時に「ああ、あの人はいいひとだったなぁ」「さびしくなるね」と漠然でも想ってくれる人がいる、そんなことがいいのかも知れないな。大きな大きな月はずっとついてきた・・・。Sさん、安らかにね。
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