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ハリケーンSandy
「当地は秋晴れ、夜になると子供達が仮装して近所をまわるハロウィーンです。しかし10月29日に東海岸を襲ったハリケーンSandyはニューヨークやニュージャーシー一帯に強風、浸水、火事の歴史的大被害をおこしました。余りの被害に国民にとって大事な6日の大統領選挙投票日のニュースさえ吹き飛んでしまいました。
10月31日朝までに死者61人、多くは倒木で亡くなりました。停電も広範囲にわたり、18州で800万人以上が被害を受けています。ウォールストリートは1888年以来 はじめて2日間も閉鎖されましたが、今日から開いて息をふきかえしました。国内国外に大混乱をおこした18000の飛行キャンセルもLa Guardia空港を除いて運行を開始。オバマ大統領は今朝ニュージャーシーに飛んでクリステイ知事といっしょに被害地を見舞い、すでに政府援助をしています。サンディは温帯 低気圧に変わりながらも、引き続きウェストバージニア地帯に大雪被害を拡大しています。
テレビはどこも呼称スーパーサンデイの特集番組ばかりです。ニューヨークもとなりのニュージャーシーも、ハドソン川があふれてアッと言う間に水にのまれた様は、カタリナ洪水や福島大地震を思い出して深く胸がいたみ ました。マンハッタン地区は真っ暗。現在も600万人が停電被害をうけています。
一方いざとなったときにみせる人間の団結心に心が洗われました。浸水をまぬがれた人たちが被災者に対して「What can we do to help?」と叫んでいます。ニューヨーククイーンの火事で82件もの住宅が消失 し呆然とする被災者をハグして必死に救援の手をさしのべる近所の人たち。丸焼けになった自宅をみながら「いや、時間かかっても建て直しますよ」とインタ ビュアーに微笑む被災者の言葉。たとえどんなに守備万端ととのえても、今回のサンデイのパワーにはかなわなかった。だからメデイアも畏敬の念でスーパーサンディと呼んでいる!人間には一時沈没しても、ウム!っと立ち上がろうとする不思議な魂があるのですね。人は心の奥深くに希望と和のプラス電気 が自然充電しているのかもしれません。被災地とその人々に幸いあれと祈ります!」
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