ch12.その他 : 知性 |
||||
なんでも人類の知性は2000~6000年前ごろをピークにゆっくりと低下し続けているかもしれないという説を米スタンフォード大のジェラルド・クラブトリー教授が米科学誌セルの関連誌に発表した。
ニュース読みながら、ふといろいろ考え込んでしまった。人類の知性の形成には2000~5000という多数の遺伝子が関係しもランダムに起きる変異によってそれらの遺伝子は、働きが低下する危険にさらされているというものだ。要は一瞬の判断の誤りが命取りになる狩猟採集生活を人間が送っていた頃、知性や感情の安定性に優れた人が生き残りやすいという自然選択の結果、人類の知性は高まっていった。
仰せのとおり!専門的なものは分からないが、あまり大きな声では言わないが、本当に人々が幼稚化しているのではないか?とずっと思ってきた。最初は流行りなのかな?とか冗談かな?とも感じていたのだが、確かに、生活力というのか、知性と感情の安定性は確実に減少していると思う。自分もスマホなしの生活は考えられない、パソコンがないって?など完全にその部分が脆弱になっている。卑近な事例では、ご高齢の方々の取材活動では、あっても電話。手紙を出して、そしてまとめる。現地に行く。日頃、メールで情報を送りあうことに慣れきっているので、このところ感じたことのない疲労感。しかし、思えば、昔は手書き原稿が出来上がるまでは大変な思いがあった。何度も何度も歩いて探し回ったものだ。そこでいろいろな発見をしたものだ。まだ、この感覚が少しでも残っている世代はいいが、生まれた時から全て何でもがそろっていた時代を生きる人々は今後、どんな曲がり角を経験するのかな?と思う。まあ、人間は結構、順応していく生き物ではあるが・・・
さてさて、話を戻して、昔々の狩猟・採集経済の中で作られた一定のチーム。その中でも特に知性と感情の安定したものが瞬時に読み取り。リーダーとなったのだろう。先ず、命を保って、日々という感覚はなかったかも知れないが生活基盤獲得のための活動を支えてきたのがまさに知性と言うものだろう。
少し、冷静に冷静に原点にかえってみよう。今。目先のことを処理することも大切だが現在と近い未来、そして更に遠い未来に人はどうあるべきかって、考えてみないか。
カテゴリ
ch12.その他トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 知性
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://210.196.86.5/~blog_mt/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/3127
コメントする