忘れもしない「オレオレ詐欺」の電話を受けた11月22日の朝のこと。娘の情報は大学の名簿かなんかから漏れたのかしら?と考えていた。一週間後、娘の高校の同級生のお母さん(私は駒ちゃんママとよんでいる)から、慌てた声でケータイがあった。
 「大変大変、オレオレ詐欺の電話があったのよ。娘が泣きじゃくっていて、怖い声の男が、私じゃ判断できないから、1週間前に定期を落として、刑事さんが。。。。」と、なんとも話がごちゃごちゃ、結構混乱している。
 つまり、「お母さんお母さん」と泣きじゃくっている娘が電話に出てきて、次に怖い男が「オーラァ~ッ」と登場!駒ちゃんママはあまりの怖さにビックリ。そういえば、一週間前に娘が定期券落としたと言っていたっけ・・・・・それを悪い男が拾って!もしや、娘は監禁されているのでは?
 我を忘れた駒ちゃんママはすぐさま警察に飛び込んだ、といことなのでしょう。「何かあったら、娘のためにはいくらでも出そうと思ったの!」と駒ちゃんママは声を上擦らせていた。

 このところ、身近でオレオレ詐欺電話を受けたという知人・友人が多い。
おっと~りしている義理の妹の家にも、息子の名前を名乗る男性が電話に出できたらしい。その時、彼女はとてもぼ~んやりしていて、「はあぁぁぁ~?」と間延びして返したところ、プツンと電話は直ぐに切れてしまったらしい。そして駒ちゃんママのように大パニック。慌てて電話を切って警察に飛び込んだ。これも結果、良かった。

 一番危ないのは、動揺、動転しながらも相手の電話を真剣に聞いてしまうこと。彼らの迫真の演技、言葉巧みな話の中に、「おかしいな?」と思いながらも、ほっと入ってしまったらもう終わりだ。
 「私は冷静だから、決してひっかからない」「そんなの声質で分かるわよ」などというクールで論理的、冷静沈着なタイプは結構危ないと思う。
 あの手この手でオレオレ詐欺も進化している。みなさん、「私は大丈夫」はないですから!
本当に気をつけてほしい。
 因みに、すっかり「オレオレ詐欺」だと思って電話を切ったら、息子が東名高速で事故を起こしていた・・・・・という笑えない実話があります。それと、警察は「非通知」でかかってこないという情報も。(ここには書きませんがとても分かりやすい番号らしいです・・・・・)

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ものぼの :

某所から飛んでまいりました。
オレオレ詐欺、本当に巧妙ですよね。
私は車を修理に出している時、「ご主人が事故を起こしました」という電話をもらったことがあります。
そもそもうちには「ご主人」がおらず、あーオレオレだーと思ったので、ちょっと相手してみようなんて落ち着いていたのですが、「俺だ、相手は妊婦で、、」とおろろとそのオトコは話し、すぐに警察官という人に代わりました。
リサーチはあまりに単純だったのだけど、うちの車の種類と朝ディーラーの方が乗って出て行ったのをどこかで見ていたとしか思えない話の内容に、恐ろしさは感じました。本当に怖いですよね。
もし「ご主人」が乗って出られた方なら、すっかり騙されていたと思います。しばらく話に乗った後、「ところでご主人って誰ですか?」と聞いたら、すぐ電話切れましたが(^-^;;

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2004年12月 2日 12:42に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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