ichiko : ちょっとした不祥事・・・では済まされない |
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昨夜、テレビのニュースで知った。「まさか!?」という感じで慌て机の本を手にした。
やはり。確認した後、ショックとともに、手にした本に対する「気持ち」がさめていった。
香川大学・岩月教授逮捕補のニュース。彼は幼児期の親子関係や、遣り残しが成長後の神経症的症例の原因となる「思い残し症候群」などの他、「家庭内ストックホルムシンドローム」「幸せ恐怖症」など心理学の分野で多くの新説を提唱して注目されていた教授だ。 準強制わいせつ容疑による逮捕。全くしようもない。唖然とした。
以前、早稲田大学の植草教授の時も信じられず、しばし唖然としたが。岩月氏にしても植草氏にしても、こうした不祥事により、独自の発想による新説も、煤けたものに感じてしまう。新説に刺激を受けて講演会に通ったり、著書を読んだりしたことは一体なんだったのか?と感じてしまう。
実はこの夏に、心理学関連の出版企画をたてていて、調査レポートの一部にコメントがほしくて香川大学に電話で問い合わせをした。いろいろな著書を読んでいる中でどうしても岩月教授の理論がほしかったのだ。大学側はすぐ岩月教授の携帯電話番号を教えてくれた。携帯電話番号をすぐ教えてくれるというのも、時代なのか?と思ったほどだった。しかし余りにダイレクトなので、取材をする前に、しばし、自分の企画をもう一度あたためていたという状況であった。 派手にみえるようでも、実売は数千部。数万部の売り上げなど夢のまた夢と頑張っている出版業界。その中にあってベストセラーの著者は世間に対してそれなり影響が大きいのだ。マスを対象に自分が生きる時、もっとこれまでの自分をしっかり肯定、自覚してほしい。
「ちょっとした不祥事で・・・」なんて甘い考えでは済まされない。
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