ch02.健康 : ウイルスに負けた2週間 |
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丁度、2週間前の昼下がりだった。なんともいえないだるさを感じた。体中に鉛でも注入されたような感じ。いつもなら、「仕事帰りにマッサージでもしてもらおう!」と思うのだが、この日のだるさは違った。
翌日、かかりつけの病院へ。「もう、体がボロボロだねぇ、吉田さん!」と医者がいう。「感冒薬を出しておくからね、でも、この前の血液検査は、最高にいい値だったよ」という。こんな辛い時に、何がいい結果だ!?むかむかしてくる。医者から渡された感冒薬を、なんの疑いもなく飲む。しかし、その夜から事態は急変。息苦しい。吐き気、悪寒、節々の痛み、頭痛。
うーうーと唸っているところへ、友人からケータイがかかる。症状を聞くなり「ばっかだなぁ~!今は簡単なキットでインフルエンザの検査ができるんだから!早く」と怒られる。
昨年の12月にかかりつけの病院でインフルエンザの予防接種をしたのだから、そんな筈はない!・・・・絶対にない!そう、思いながらふらふらしつつ、タクシーで総合病院へ。
待合ロビーは、もうコンコンと咳をしたり、だるそうな患者で溢れている。見ているだけで、ますます具合が悪くなる。2時間半の待ち時間は本当にきつかった。
「ああ、インフルエンザB型ですね」と、簡単な検査の後に医師がさらっと言う。
「先生、昨年に予防接種したんですが。。。どうして?」
「まあ、していなかったらもっと症状が悪くなっていたでしょうね」と言われ、インフルエンザの特効薬をもらう。なんていうことだ。こんなに症状の悪いのは10年ぶりくらいだ。
この日、先生が診察した中でA型の患者は一人で、あとは全てB型だったとか。A型ウイルスは表面構造の違いによりさらに何種類かに分類され、現在は、A/H1N1(ソ連)型ウイルスとA/H3N2(香港)型ウイルス、及びB型ウイルスの3種類が流行しているそうだ。
それぞれ性質が異なり、A型は 非常に変異しやすい 毎年流行するほか、爆発的な大流行があるそうで、細菌性の肺炎を高率に併発するため高齢者は死亡するケースがあるという怖いものだ。そして、私がかかったB型は 変異しにくく、 散発的に小流行を繰り返すとか。最近は2年に1度、流行しているようだ。あまり聞かないC型。これは、 変異しにくく、 症状は通常の風邪に似ていて、大きな流行はないものらしい。
まあ、こんなことをブログに書き込めるようになったということは、無事「回復」してきたということだろう。本当に「カラダが資本」。とにかく、熱にうなされている間、何度となく「古代に生まれていたら間違いなく、自分は死んでいただろう。。。。なんと、私たちの祖先は丈夫なんだろう」と考えていた。
まあ、これからも体調管理に気をつけていかないと、ウイルスはいつでも忍び込んでくる。
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