ichiko : やっぱり!生涯現役でガンバリタイ |
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今、阿佐ヶ谷に事務所があるのだが、駅を降りて中杉通りを歩いていくと、ちょっと気になマンションがあった。ずーっとオシャレだなぁ、いいなぁ・・・分譲かなぁ、賃貸だったらいくら?なんて考えながら毎朝、見ていたのだが。。。。今日の昼下がり、私はなんと、そのマンションの一室にいた。
人の縁とは実に不思議なもので、先日、切型絵染版画家 &イラストレーターのさかもとふささんと食事をしている時、「吉田さん、今、あさがやぁ?あらぁ、彼も確か、オフィスを構えたといっていたから、近いかもよぉ」という話になった。
その彼とは、大手印刷会社を定年退職し、自分でプランニングの仕事を始めたという鈴木さん。そして、今日、鈴木さんから「今、戻りましたからいらっしゃいませんか?」と電話が入ったのだ。なんと、そのマンションだったのだから感激しきり。
所謂。デザイナーズマンションというのですか、パティオがなかなかいい。(酔っ払っていたら、多分、墜落しそうだけれど・・・・) そして、室内へ。コンクリートのたたき。思ったとおり。しかし、スチール製の事務机でなく、無垢のデスクが、これまたいい。きちーんと整理整頓されて、暫くすると「吉田さん、コーヒーが入りましたよ」といわれ。ゲラの山積みの私のデスクとは全く逆。もう、理想ともいえる個人事務所だ。そのオフィスにはそれぞれの仕事を持つ仲間が3人いるという。
定年というと、退職金もらって、暫く「充電期間でも」といいながら、結局何も出来ないという人が多い中、「本当に自分のしたいことを、ゆったり仕事できるって、実にいいですよ」という鈴木さん。大阪、仙台などでの転勤生活のお話。地方によってやはり気質が違う。気質が違えば仕事も違うなんて面白い話の数々。そして、過ぎてきたサラリーマン生活の良し悪し。結構、話題盛りだくさんだった。
そして、仕事はやはり「現場」が一番面白いね!という鈴木さんの元気な言葉を聞きながら、再度「私も生涯現役だぁ」と誓った。勿論、肩の力を抜いて、年相応にだけど。
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