ichiko : 男と女

   地下鉄での移動中、駅に設置されているフリーペーパー「メトロポリターナ」の中で面白い記事を読んだ。たった一文に表れる男女の考え方の違いというものだ。「メル返待ちの女」(織田隼人 著・主婦の友社)という本のパブリシティなのだろう。
  いまや、大事なコミュニケーションツールである「携帯メール」に男女の考え方の違いが出るというもの。例えば、久しぶりの連絡になってしまった友人に「連絡しなくてごめんね」と返すメールも女性にとっては重要な位置を占めていることに対して、多くの男性は連絡の頻度が相手の大切さとは関係することがないということ。好きな女性に対してメールが少なくても大切な人にかわりはないということらしい。でも、女性は「2~3分あれば返事がかえせるでしょ?」と考えたり「短い」「メールのタイトルが何時もReで始まる!」と思うものらしい。
 
  そういえば、私の周囲でも「返事が来ない、何回もメール出しているのに!」「何回、こっちから出していると思う?!」と結構、キャンキャン言っている女性が多いことにふっと気づいた。なるほど、そうなのか、と思う。特に携帯メールでは、笑い話では済まされない失敗の多い私としては、携帯メールに関してはかなりナーバスになっているので、「遅い」「早い」「すぐ返信しないのは何故だ?」ということは考えず、只管、相手に対しては、寛大な気持でいることが多くなっている。
 
  昔、神経生理学の話で、男性脳と女性脳の違いを読んだことがある。例えば、女性は声の調子や僅かな相手の表情でさえ、相手の心を本能的に見抜くことができるが、男性は相手が泣き崩れるまで、相手の気持に気づくことがない、これは、脳の性差によるものらしい。
男性の脳は数学など解くときにとても活発に働くが女性の脳は成績の良し悪しの関係なく働かず、いわば省エネをするらしい。では、どういう時に女性の脳は働くのか?「悲しい」「哀しい」時・・・・実に活発に働くようだ。

  ちょっとした行き違いから生じた諍いの後。二人の間では暫し連絡が途絶え・・・・哀しい時。
「私のこと、どう思ってねの?!愛してるの、愛してないの?」と女は心が乱れ、揺れ動く。
「もう、きてもいいはず」と思っても、相手からなしのつぶて。電話もメールも来ない。
時間は無駄に経っていく・・・そんな時、女性の脳は真っ赤に活動してるのかも知れない。

  この本は恋愛とメールとの深い関係を解説するエッセーということだ。男性からのメールに不満を抱いている女性も理由が理解できるらしい。が・・・・・

  世の中、本当に男と女がいて「面白い」。

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このブログ記事について

このページは、ichikoが2005年5月14日 20:45に書いたブログ記事です。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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