ch10.生活 : 流通業界を変える女性パワーに拍手! |
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米経済誌のフォーブスが「世界で最も影響力のある女性100人」を発表しトップは前年に続いてライス米国務長官が選ばれた。日本からは、BMW東京社長から大手スーパー、ダイエーの会長兼最高経営責任者に転じ、再建のかじ取り役を任されている林文子さんが66位にランクインした。
林さんは1946年生まれ。所謂、団塊の世代でもある。77年ホンダの販売店に入社して当時としては珍しい女性セールスとなった人だ。そして87年BMWに入社し、初のセールスウーマンとして、約5年間に400台の販売を達成した人。毎日、気づくと午前零時近くまで仕事をして、顧客のところに夜中でもセールスに。ほろ酔い加減のその家の主がご帰還あそばすと「一台!」とセールスにかけたというなんとも!凄腕だ。
2003年BMW東京社長に就任。2005年5月からダイエー代表取締役会長兼CEOになった。ダイエーグループは連結決算で1兆8000億円の売り上げがある。「主婦の買い物の5円、10円が積み重なってできた数字。それが経営の中に入るといきなり『きょうは1日27億円売れた』となる。ダイエーで働いている8割のパートタイマーの女性達が売り場で一生懸命やっていることなのに遠い世界のことになってしまう」という。確かに、毎日日常を5円、10円と細かな日常の経済の中を生きている大半は主婦だ。
これまで女性はスーパーなどのトップマネージメントをつとめることがなかったが、こうした素晴らしい主婦の活躍は本当に素晴らしい流通業界の潮流だ。拍手!
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